2007.02.27 Tuesday
機材のメンテナンス...皆さんどうしてます?
演出照明機材は販売していると、お客様からの修理を依頼される業務も多く、センドバックや出張サポートにて修理を行っていますが、プロの照明家ならメンテナンスを欠かさず、ショークラブでも機材を大事にするところなら、清掃に余念がないのですが、使うだけ使って故障して買い直したり修理したりというお客様の機材は得てして物凄い状況になっていたりします。
例えば、これはステージフェーザーと言われるタイプのフォグマシン。フォグを噴出してファンで送り出す仕組みで、ヘイザーと異なりフォグベースの煙マシンなのですが、ご覧の様に惨憺たる結果...。これで煙が出ないと言われても御導入から1年どんな使われ方をしたのでしょう。写真は既に掃除機をかけてしまった後の写真ですが、その前は説明書にも記載していますが清掃が全くされていない状態。これでは性能通りの出力が出来ないのは火を見るより明らか。ファンの交換とヒューズの交換で修理は終わりましたが、高い機材を買ってもメンテナンスをしないと修理代も嵩みます。
ムービングライト何かも2年間何もせず、壊れてから送られて来るというのもザラ。っていうよりこれじゃ火災になっちゃうよ...的な。内部には温度センサーもあり、一定温度以上になれば動作を停止しますが、それを短時間で繰り返せばロジックボードの回路も逝かれてしまう訳で、修理代も結構なものになりますが、筆者会社としては清掃して、点検して修理してお返しする。その際には一筆付け加えてメンテナンスの重要性を訴える訳ですが、これら機材を管理している会社がまた酷い。最終ユーザーがメンテをしないのならばうちでやるという事も出来るのですが、最終ユーザーから機材メンテを頼まれている会社が何もせず、壊れてから弊社へ送って来るのはどうかと...。まあ間に入っている業者様に意見する訳ではないですが、取り敢えず説明書は読みましょうよ...みたいな。
車だって定期的に車検をするように、精密機械となるムービングも定期的にメンテしましょう。その方が総合的に安く済みます。
追伸...弊社で販売していない、また弊社グループでお取り扱いしていない製品についての修理お問い合わせ、修理受付は行っておりません。電気用品安全法及び製造物責任法に準じた現状復帰に必要なパーツ関連でのみ修理を行いますので、他社ブランド、OEM製品、海外でお買い求めになられた同一製品で電源電圧が異なる物等、修理に必要なパーツのみの販売等も一切行っておりませんので、悪しからずご了承下さい。
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