2007.03.27 Tuesday
ムービングライト・インテリジェントライト/ミラースキャンとムービングヘッドの違い
ムービングライトやカラーチェンジャー関係のインテリジェント照明機材の中で、光の位置が調整出来ないものは固定系照明であり、カラーチェンジャーやエフェクト照明関連という位置づけになります。
ムービングライトにはミラースキャン(ムービングミラー等)という種類と、ムービングヘッド(ヨークスキャン等)と2種類の構造があり、各々得意とする分野が異なります。基本的な色や模様を変えるという点では変わりがないのですが、本質的な部分で圧倒的な違いが有る事を念頭に機材選びをしなければなりません。
弊社の設置事例からミラースキャンとムービングヘッドの違いを見てみましょう。
上記写真の上段がムービングヘッドで、下段がミラースキャンとなります。この段階でも施工の方法が見て取れますが、ムービングヘッドは360度方向転換出来る為、死角の少ない照明スポットを得る事が出来ます。言うなれば部屋の中央に設置すれば部屋中を照明出来るのです。
これに対して下段のミラースキャンは鏡が動作する範囲しか照明を行う事が出来ません。従って設置は部屋の四隅や部屋の背面から客席へ(または逆)等の設置が必要になります。ミラースキャンの場合、左右で170度程度,上下で110度までという範囲で稼働するものが殆どです。
この違いをしっかりと理解した上で設置を検討しなければなりません。そして、死角の少ないムービングヘッドだけではなくミラースキャンが存在する理由としては、動作速度の違いからなのです。
ムービングヘッド製品は一部特殊な製品を除いて、全ての動作機構がヘッドの中に組み込まれています。この結果、重量の半分程度がヘッドに収まる事となり、どんなに強力なモーターで制御しても、動作する範囲が大きい分(左右400度以上、上下220度以上の製品が殆どです)だけ動作が遅いという事になります。機能にもよりますが、スロースタート・スローストップ等灯体保護機能を内蔵した製品であれば、少ない距離程時間がかかる傾向があります。
これに対してミラースキャンは数十グラムのミラーと数百グラムのモーター1個を動作させるだけで済み、左右上下0.3秒程度で動作範囲いっぱいまで稼働する事が出来ます。
従って、ミラースキャンは高速な動作が必要なトランス系、ディスコ系を中心とした店舗に、ムービングヘッドは多種の演出が必要な店舗に最適な数量が検討された上で導入されます。
弊社が施工する一般的なショークラブでは数台のミラースキャンとムービングヘッド、その他の一般照明を含めて、ショータイム以外の演出用とショータイム用と別の照明機材を配置するようにしています。これにより、重要なショータイム機材を一般営業に利用する事無く、結果的にランプコストや機材寿命を長く出来コストダウンを図る事が出来るのです。
上記の例では、ミラースキャン3台、ムービングヘッド3台、一般照明としてPar56を8発、ダウンライトとしてレインスポットを8発、その他エフェクトライト等を設置しています。
弊社では関東圏・関西圏・九州圏を中心に設置施工・保守・販売を行っております。新店舗や改装、増設等の演出照明について、様々なご提案・ご相談に応じております。
商品購入についてのお問い合わせはメールにてお願い致します。早急にご連絡させて頂きます。
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ムービングライトにはミラースキャン(ムービングミラー等)という種類と、ムービングヘッド(ヨークスキャン等)と2種類の構造があり、各々得意とする分野が異なります。基本的な色や模様を変えるという点では変わりがないのですが、本質的な部分で圧倒的な違いが有る事を念頭に機材選びをしなければなりません。
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上記写真の上段がムービングヘッドで、下段がミラースキャンとなります。この段階でも施工の方法が見て取れますが、ムービングヘッドは360度方向転換出来る為、死角の少ない照明スポットを得る事が出来ます。言うなれば部屋の中央に設置すれば部屋中を照明出来るのです。
これに対して下段のミラースキャンは鏡が動作する範囲しか照明を行う事が出来ません。従って設置は部屋の四隅や部屋の背面から客席へ(または逆)等の設置が必要になります。ミラースキャンの場合、左右で170度程度,上下で110度までという範囲で稼働するものが殆どです。
この違いをしっかりと理解した上で設置を検討しなければなりません。そして、死角の少ないムービングヘッドだけではなくミラースキャンが存在する理由としては、動作速度の違いからなのです。
ムービングヘッド製品は一部特殊な製品を除いて、全ての動作機構がヘッドの中に組み込まれています。この結果、重量の半分程度がヘッドに収まる事となり、どんなに強力なモーターで制御しても、動作する範囲が大きい分(左右400度以上、上下220度以上の製品が殆どです)だけ動作が遅いという事になります。機能にもよりますが、スロースタート・スローストップ等灯体保護機能を内蔵した製品であれば、少ない距離程時間がかかる傾向があります。
これに対してミラースキャンは数十グラムのミラーと数百グラムのモーター1個を動作させるだけで済み、左右上下0.3秒程度で動作範囲いっぱいまで稼働する事が出来ます。
従って、ミラースキャンは高速な動作が必要なトランス系、ディスコ系を中心とした店舗に、ムービングヘッドは多種の演出が必要な店舗に最適な数量が検討された上で導入されます。
弊社が施工する一般的なショークラブでは数台のミラースキャンとムービングヘッド、その他の一般照明を含めて、ショータイム以外の演出用とショータイム用と別の照明機材を配置するようにしています。これにより、重要なショータイム機材を一般営業に利用する事無く、結果的にランプコストや機材寿命を長く出来コストダウンを図る事が出来るのです。
上記の例では、ミラースキャン3台、ムービングヘッド3台、一般照明としてPar56を8発、ダウンライトとしてレインスポットを8発、その他エフェクトライト等を設置しています。
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